今日(きょう)、静岡市(しずおかし)の清水港(しみずこう)に、海(うみ)に浮かぶ(うかぶ)自然(しぜん)の海釣り(うみづり)公園(こうえん)がオープンします。一体(いったい)どんな造り(づくり)になっているのでしょうか。それはまるで揺れ(ゆれ)ない大型船(おおがたせん)のようでした。この公園(こうえん)は大型船(おおがたせん)と同じ(おなじ)で、厚さ(あつさ)15ミリの鉄(てつ)の箱(はこ)ででき、中(なか)は9つの部屋(へや)に仕切ら(しきら)れています。空気(くうき)が入って(はいって)いるために浮く(うく)のですが、2つの部屋(へや)に水(みず)が入って(はいって)いて、揺れ(ゆれ)を感じ(かんじ)させない造り(つくり)になっているそうです。すると「台風(たいふう)や津波(つなみ)のときは?」「穴(あな)が開い(あい)たらどうする?」という疑問(ぎもん)が挙がり(あがり)ますが、公園(こうえん)の四隅(よすみ)を、直径(ちょっけい)8センチの鉄(てつ)のチェーンで海底(かいてい)に固定(こてい)してあるため、風(かぜ)や波(なみ)でも動き(うごき)ません。これまでに何回(なんかい)も台風(たいふう)を経験(けいけん)したけれど、大丈夫(だいじょうぶ)でした。一カ所(かしょ)に穴(あな)が開い(あい)ても他の(ほかの)部屋(べや)があるためにすぐに沈む(しずむ)ということはありえないそうです。清水港(しみずこう)海釣り(うみづり)公園(こうえん)は長さ(ながさ)約(やく)140メートル、幅(はば)50メートル、高さ(たかさ)3メートルの大きさ(おおきさ)になっています。下(しも)1メートルが水(みず)に浸かり(つかり)、岸壁(がんぺき)から30メートル沖(おき)に浮かん(うかん)でいます。周囲(しゅうい)で釣り(つり)をすることが可能(かのう)であり、中央(ちゅうおう)に芝生(しばふ)広場(ひろば)や休憩(きゅうけい)スペース、つかみ捕り(つかみどり)のできる親水(しんすい)広場(ひろば)といったものがあります。今日(きょう)からはJR清水(しみず)駅(えき)近く(ちかく)にある渡船場(とせんば)などから船(ふね)で行き(いき)ますが、岸(きし)から非常用(ひじょうよう)の橋(はし)というものもあります。電気(でんき)や水(みず)はこの橋(はし)に管(くだ)が付い(つい)ていて、届き(とどき)ます。公園内(こうえんない)の汚水(おすい)は、浄化槽(じょうかそう)でバクテリア分解(ぶんかい)とカキ殻(かきがら)を通し(とおし)てきれいにし、トイレの水(みず)といったものに使用(しよう)します。環境(かんきょう)への配慮(はいりょ)も欠かし(かかし)ていません。こんな公園(こうえん)を造っ(つくっ)たきっかけは「清水港(しみずこう)には自然(しぜん)に安心(あんしん)して釣り(つり)をできる場所(ばしょ)がなかったから」ということです。辺り(あたり)を見渡す(みわたす)と、たしかに、貨物船(かもつせん)のふ頭(ふとう)や石油(せきゆ)コンビナートといったものが続い(つづい)ており、釣り(つり)をするには危険(きけん)な場所(ばしょ)です。その費用(ひよう)が「五億円(おくえん)」と聞い(きい)た時(とき)には驚き(おどろき)ました。しかし、実は(じつは)これ、もとは実験用(じっけんよう)空港(くうこう)として神奈川県(かながわけん)の横須賀(よこすか)沖(おき)で使用(しよう)されていたものを、分割(ぶんかつ)して再利用(さいりよう)したものです。もし一から造っ(つくっ)たら三倍(ばい)ぐらいかかってしまいます。さらに将来(しょうらい)は、防災用(ぼうさいよう)にヘリポートや、空い(あい)ている部屋(へや)にグッズを備える(そなえる)ことを考え(かんがえ)ているそうで、期待(きたい)を抱か(いだか)ずにはいられません。海釣り(うみづり)を体験(たいけん)しました。アジにねらいを定め(さだめ)たさおは、入れ食い(いれぐい)状態(じょうたい)になってしまい、ほかにカワハギやハゼを釣る(つる)ことができました。クロダイやイカといったものもいるようです。釣り(つり)だけでなく、ここで気軽(きがる)に海(うみ)と、山(やま)にも親しむ(したしむ)ことができます。その先(そのさき)の場所(ばしょ)には富士山(ふじさん)があるのです。そのため、ビニール袋(ぶくろ)や空き缶(あきかん)といったものが海(うみ)に浮かん(うかん)でいたのが残念(ざんねん)でした。楽しみ(たのしみ)ながら、自然(しぜん)について考える(かんがえる)場(ば)ともなりそうです。
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